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よくあるご質問~Volume Extractor 3.0~

購入前のご質問
Q.Windows Vista、7、8.x に対応していますか?

A.下記リンクの手順にてVistaの起動と動作を確認しております。また、Windows 7、8.xは、稼働確認しております。

Windows Vista での動作について

Q.どのような入出力のフォーマットに対応していますか?

A.下記のフォーマットの入出力に対応しています。

入力 <2D画像> DICOM3、Raw、BMP、JPEG、TIFF
<3D画像> VDF、VOL、Analyze7.5、VTK、vgi
<3D形状データ> STL、PLY
出力 <2D画像> DICOM3、Raw
<3D画像> VDF、VOL、Analyze 7.5、FLD、3dv
<3D形状データ> STL、MGF、DXF、SMF、VRML、NPTS
Q.Volume Extractor 3.0 の領域抽出機能には、どのようなものがありますか?

A. 領域抽出(セグメンテーション)機能として、領域拡張法によるセグメンテーション、輝度の分布によるセグメンテーションが可能です。対話的な機能には、クリッピング、領域塗りつぶし、任意形状塗りつぶしが使用可能です。

Q.血管の形態を抽出し、簡単にSTLデータを作成できますか?

A. 造影剤を使用している場合であれば大動脈などの太い血管を抽出することができます。
血管を抽出する際には、ヒストグラムベースによる部位抽出方法や、 3次元領域拡張法(リージョン・グローイング法)を組合わせて利用することにより、血管を抽出することができます。

Q.3Dプリンタでの造形、また光造形システムでモデルを造形することは可能ですか?

A. はい、可能です。
STLなど出力形式に対応した3Dプリンタや光造形システムを使用して、実際のモデルを造形することができます。さらに3Dプリンタ用に穴を埋めたり、不要なゴミを除去する機能が付加されています。

Q.他社ソフトとの有意差についてもう少し詳しく知りたいのですが

A. 3次元画像の編集や画像処理、形状抽出と形状編集が同じウィンドウ環境で操作が行えます。そのため、全体の操作が非常に簡単になっています。また、標準で3次元画像処理や形状データ(STL、DXF、etc…)の自動クリーニング、編集機能、出力をサポートしているため、3Dプリンタ用のローコストなソフトウェアとして、非常に有効です。

Q.形状データ(ポリゴンメッシュ)を編集することはできますか?

A. はい。形状データの編集も可能です。
ポリゴンメッシュの編集として、「面を貼る/面を削除する/面が正常に貼られているかチェックする」等の編集機能を備えています。また、外部ファイルにポリゴンデータを吐き出して、3次元CADシステムで編集することも可能です。

動作に関するご質問
Q.Windows Vista で起動しようとすると「試用期限が過ぎました。・・・」というメッセージが表示され、起動できない。

A. Windows Vista については、下記リンクの手順にて起動と動作を確認しております。

Windows Vista での動作について

Q.Work Form に何も表示されない。

A. 環境によって、PCの起動直後にはじめて本アプリケーションを起動した際、 データを読込んでも Work Form が正常に表示されないことがあります。 お手数ですが、一度本アプリケーションを終了し、再度起動してからご使用ください。また、ビデオメモリが小さい場合、ボリュームレンダリングが表示されない場合があります。その場合は、ビデオメモリの大きなグラフィックスボードをお勧めします。

Q.「メモリが確保できません。」と表示され、処理が出来ない。

A. 読み込むデータの量(画像の枚数など)が多い場合、Windows の仕様により表示はされても編集処理が出来なくなる場合があります。 読み込むデータの量を減らしていただくか、もしくはクリッピングの機能を使用して不要な部分を削除していただくことで、 編集処理が出来るようになる可能性があります。また、より大きな画像(1~2Gバイト以上)や複雑な形状を扱う場合、主記憶メモリが8GB以上の64ビット版Windowsをお勧めします(64ビット版Windowsでは大きなメモリ空間が扱えます)。

Q.「ファイルが読み込めません。」と表示され、データを読み込めません。

A. 読み込むデータの量(画像の枚数など)が多い場合などに表示されます。 読み込むデータの量を減らしていただくことで、読み込めるようになります。万が一、御社が使用されているDICOM画像が読み込めない場合(IMPORT出来ない場合)、弊社にご一報頂ければ幸いです。

Q.「DICOM画像が登録できませんでした」と表示され、DICOM 管理ツールにデータを登録できない。

A. DICOM 管理ツールの参照するフォルダの中に、読み取り専用のファイルがある場合に表示されることがあります。 参照先のフォルダ以下の全てのファイルについて、読み取り専用の属性をはずしてください。

Q.ボリュームレンダリングが実行されない。

A. ボリュームレンダリングの設定フォーム上の「Update」ボタンを押下しても、Work Form の画面上に何も表示されない場合は、以下の原因が考えられます。

1)Work Form 上のボタン「Volume」が OFF になってる。
→「Volume」を ON にしてください。

2)ビデオメモリが不足している。
→環境設定のボリュームレンダリングの設定で、レンダリングの解像度を下げると表示されることがあります。環境設定は、[Tools]の下の[Preference...]を選択して頂ければ、Preferenceダイアログが表示されます。そのダイアログの中のVolume Renderingで設定を変更してみて下さい。

Q.メッシュ編集が選択できない。

A. メッシュ編集機能は、下記のフォーム(ウィンドウ)が表示されているときには使用できませんので、下記のフォームを閉じてください。

・クリッピングフォーム(Clipping)
・等値面生成フォーム(Iso-Surface)

Q.表示されるデータの上下と、Work Form 上のガイドの示す方向が異なる。

A. 画像の撮影方向によっては、表示されるデータの方向とガイドの示す方向が異なることがあります。
[Edit]-[Reverse] を使用することで、データの上下とガイドの上下方向を合わせることができます。

Q.読み込むことの出来るデータ量の目安。

A. DICOM 画像を読み込む際の、読み込み最大枚数の目安です。
※下記以上の枚数を読み込みと編集処理が出来ない場合があります。

1) 512×512 の画像の場合
1-1) 符号なし char (1byte)型 : 1000枚
1-2) 符号付、符号なし short (2byte)型 : 500枚
1-3) int (4byte)型 : 250枚

2) 256x256 の画像の場合
2-1) 符号なし char (1byte)型 : 2000枚
2-2) 符号付、符号なし short (2byte)型 : 1000枚
2-3) int (4byte)型 : 500枚

Q.ボリュームレンダリングの解像度の設定目安。

A. ボリュームレンダリングは、多くのVRAM(ビデオメモリ)を必要とします。
解像度の設定は、下記を目安に設定してください。
※1 搭載しているビデオカードのメモリ以上の設定をすると、正常に表示されない可能性があります。
※2 他のアプリケーションがビデオメモリを使用している場合、下記の設定でも正常に表示されない可能性があります。解像度の設定は、[Tools]-[Preference...]-[Volume Rendering]の下記の項目を変更して下さい。

1)2D の設定の場合
VRAM サイズ  画像枚数  設定解像度
064MB     ~127枚    128
128MB     ~127枚    256
256MB     ~255枚    256
512MB     ~512枚    256

2)3D の設定の場合
VRAM サイズ  画像枚数  設定解像度
064MB     ~200枚    256
128MB     ~400枚    256
256MB     ~500枚    256
512MB     ~750枚    256

3)%設定の場合
この設定は、細長い画像を詳細に表示する際に有効です。100%は、3次元画像と同じサイズのカラー画像を使用することになります。

Q.Volume Rendering、Index Imageで、詳細な画像を表示しようとして、解像度を上げたら、画面が表示されず、真黒なままです。

A. referenceで指定したResolution(解像度)が、グラフィックスボードの容量を越えた設定になっている可能性があります。例えば、256Mバイトのグラフィックスメモリを持つグラフィックスボードに対して、解像度を512に指定した場合に起こることがあります。
[Tools]-[Preference…]-[Volume Rendering]から[Resolution]を小さな値に変更することで解決する場合があります。

Q.DICOM Manager起動時にエラー[Finisar.SQLite.SQLiteException: unable to open database file]が発生します。

A. 64bit版VEにおいて、使用しているWindowsのアカウント名に全角文字が含まれている場合、このエラーが発生します。 ユーザー名に半角文字のみを使用したアカウントを作成し、再度VEのインストールを行ってください。
または(株)アイプランツ・システムズホームページより「DicomImageConverter」をダウンロードし、DICOMファイルをVIF/VOLファイルへ変換した後、そのVIFファイルをVEのOpen機能で読み込んでください。

Q.DICOM Manager起動時にエラー[Finisar.SQLite.SQLiteException: file is encrypted or is not a database]が発生します。

A.64bit Windows環境に32bit版 VEを誤ってインストールし、同製品をアンインストールした後に64bit版VEをインストールするとこのエラーが発生します。
[マイ ドキュメント]-[i-Plants]-[Volume Extractor 3.0]フォルダ内の「Settings.xml」ファイルを削除して、再度64bit版VEを起動し直してください。

Q.DICOMファイル読み込み時にエラー[予期せぬエラーです。]が発生します。

A.以下の項目を参照してください。
「Q. DICOM Manager起動時にエラー[Finisar.SQLite.SQLiteException: file is encrypted or is not a database]が発生します。」
「Q. DICOM Manager起動時にエラー[Finisar.SQLite.SQLiteException: unable to open database file]が発生します。」

Q.DICOMファイル読み込み時にエラー[データタイプが違います。]が発生します。

A.指定したDICOMファイルのリスト内に、DICOMファイル以外のファイルやサイズの異なるDICOMファイルが混在している可能性があります(例:「Thumbs.db」)。ファイルの一覧を確認し、不必要なファイルを除外してください。

Q.DICOMファイル読み込み時にエラー[同時に選択できません]が発生します。

A.読み込み中のDICOMファイルのヘッダ情報に問題(例:患者名が同じでないなど)がある場合があります。
[Tools]-[Preference…]を選択し、項目 [DICOM Manager]の”Patient Check”及び”DICOM Tag Check”のチェックボックスをOffにし、再度読み込みを行うことで解決する場合があります。

Q.Volume Rendering 中に、エラー[メモリーを確保できません。]が発生します。

A.Volume Rendering機能のテクスチャタイプが2Dモードになっている可能性があります。
[Tools]-[Preference…]-[Volume Rendering]から[Texture Type]を2Dから3Dに変更することで解決する場合があります。

Q.BMPファイルが読み込めません。

A.2010年6月21日現在、Volume Extractor 3.0では8ビット及び24ビットビットマップのみをサポートしています。また、カラー画像を読み込む場合、R成分のみが読み込まれます。

Q.Volume Carving機能を使用すると3次元画像のサイズが変化します。

A.Volume Carving機能は、3次元画像を等方ボクセルに変換して処理を行うために、元の3次元画像のサイズが変化します。特に、3次元画像のX,Y,Z方向のピッチがそれぞれ異なる場合にこの現象が生じます。

操作TIPS
Q.CT 画像データから、骨の形状(STLデータ)を抽出したい。

A. (下記は一例です)

1.クリッピングで不要な部分を削除。
2.インデックスイメージによるセグメンテーションで骨の輝度値の範囲以外を指定した値にまとめる。(骨の輝度値のみ残す)
3.画像フィルタのスムージング機能を使用して、骨表面を滑らかにします。(筋肉等の組織を無くします)
4.領域拡張法により、骨を示す輝度値以外の部分に開始点を置き、パラメータを調整しながら、連続した領域を選択します。(この方法では、骨の内部形状を無視できます)
5.等値面を生成します。
6.メッシュ編集機能の自動削除機能を使用して、生成した等値面の微小な形状を削除します。

Q.複数のフォルダ内の DICOM 画像を同時に読み込みたい。
(一回の撮影でも DICOM 画像が複数のフォルダに分かれて保存されている場合など)

A. Volume Extractor 3.0 では、一度に一つのフォルダのみを指定することが可能ですので、同時に読み込む際には DICOM 画像を一つのフォルダにまとめてください。フォルダ内に複数のシリーズ番号が存在する場合は、シリーズ番号単位で3次元画像を個別に作成して、表示します。

※この時、ファイル名が重複するような場合は、重複するファイルの名称を変更してください。

Q.3D 上でクリッピングの範囲を簡単に指定したい。

A. カメラ設定フォームで表示モードを「Parallel」にすると、範囲を指定しやすくなります。

ボリュームレンダリング機能で必要な部位を表示させておき、カメラ設定フォームで表示モードを変更し、プリセットボタンを使用して各平面上から表示させると、範囲を指定しやすくなります。
(プリセットボタンを使用する前に、一度「Reset」ボタンで表示状態をリセットしておくことをお勧めします)

Q.ボリュームレンダリングの表示で陰影を強調させたい。

A. 明るい色と暗い色を組み合わせて使用すると、陰影を強調することができます。

不透明度の値(Alpha-Value)を高く設定している場所(表示を強調したい範囲)には明るい色を、逆に低く設定している場所(表示を強調しない範囲)には暗い色を設定すると、くっきりとした陰影になります。また、ボリュームレンダリングのダイアログ内のShadingをONにして頂くと、自動的に陰影処理を行います。その陰影の強さは、[Tools]-[Preference...]-[Volume Rendering]で調整出来ます。